従来の牛舎との比較の画像

テント牛舎は、従来の牛舎と比較して様々な点で優位性があります。
在来工法や木造牛舎等と比べて短納期・低コストの初期導入費用(イニシャルコスト)だけでなく、生産性向上と電気代低減により運営上のコスト(ランニングコスト)削減も実現します。

牛舎建築のコスト比較

牛舎建築のコスト比較のイメージ画像

コスト比較(建材)

コスト比較(建材)の図

工期比較(施工費)

工期比較(施工費)の図

従来の牛舎建築との比較表

ガルバリウム鋼板との比較

          従来の牛舎(ガルバリウム鋼板)テント牛舎
 体感温度 断熱材を用いない場合は、屋根裏面温度が高い白色テント屋根は日射反射率が高く、金属屋根やストレート屋根より屋根裏面温度が低くなる
(社内試験結果による)
 内部空間 内部の中柱が必要になる場合が多い牛舎内部の中柱は不要
設備との取り合いで必要な場合は設置も可能
 内部照明 原則として、可視光線を透過しない。
照明もしくは採光窓や巻上カーテンが必須。
その場合でも、光源によっては影ができやすい。
白系膜材は透過率19%のため、曇天の低照度時(1,000lx)でも、内部は「190lx」となり、日中は照明が不要
 コスト 屋根材が重いため、躯体重量・基礎ボリューム共に大きくなる。
施工も一枚ごとに屋根材の取付、現場溶接や杭打ちなどの地盤改良が必要な場合も比較的多く、コスト増となる。
建築コストは1/2程度。鉄骨は全て工場で事前製作したものをボルトのみで接合し、屋根材は一枚の大きな物を取り付けるため、コストが低くなる。
 工期 各工種により作業が分担となるため、施工期間が長い。屋根材が軽いため、躯体重量も軽い。
それにより地盤改良が不要となる場合が多く、施工期間の短縮が可能。

ビニールハウスとの比較

          従来の牛舎(ビニールハウス)テント牛舎
 材料耐用年数 中に基布を有さないフィルムのため、強度が低く、耐用年数は1年~5年程度。基布に高強度ポリエステル織物を用いているため耐用年数は10年~15年程度。
 躯体鉄骨 一般的には、34mmのパイプ材。
強度があるものでも、48.6mmx2.3mm程度。
主材(柱・合掌)は、75mmx2.3mm~100mmx3.2mmをダブル(2本)で使用しトラス構造を採用。
牛舎内部の建築場所の建築状況に伴い、構造計算で部材を算出。
 コスト 非常に安価ビニールハウスと比較すると高額
 建築確認申請 取得できない。
※補助対象外となる場合がほとんど
建築確認申請取得が基本。
※各種補助の対象となる。
 内部空間 一般的なビニールハウスの開口は、10mとなるため、内部空間は狭くなる。最大50m以上の開口を中柱無しで建設することが可能。

建屋内の温度実験(従来の牛舎との比較)

テント素材の場合、一般的な建築物よりも暑いのではないかと思われている方もいます。
建屋内温度・屋根表面温度の実験結果で膜材(テント素材)がもっとも温度を低くなる結果が出ました。

建屋内温度実験結果

建屋内の温度実験(従来の牛舎との比較)の図

牛舎の屋根表面温度比較

牛舎の屋根表面温度比較の図

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